皆さんこんにちは。NORIZOです。
平素は多くの皆さまに、当職の事業サポートをご利用いただきまして、ありがとうございます。
これまでこのサイトでは何も発信してこなかったのですが、『稼働してるかどうか怪しい』との声もありまして(笑)、であればということで、その時々の時制で感じる事象を、ビジネスプロデューサーの視点で発信していくことにしました。
記念すべき第一回は、会社の売上の生命線、「営業」というアクションについて今日この頃思うところです
SNS時代の営業スタイルとは?
先日あるお取引先様との会話の中で驚きの会話がありました。
そのキーワードの検索ボリュームが少ないってことは、お客様が勝手にノックしてきてくれないから、営業しないといけないじゃないですか!
とあるIT企業幹部のみなさまとの会話でした。
確かに、Googleなどでの「キーワード検索ボリューム」は、マーケットのニーズやお客様のインサイトの参考にはなります。それはこのネット万能時代において、間違いなく正解です。
しかし、それは人間の気持ちの全てではない、と私は思うのです。
しかも、相手が勝手に検索してくれないんだったら「営業しなくてはいけない。時間とコストの無駄だ」という議論が正義だったら、Googleが全てのビジネスを掌握できてしまうじゃないですか。
気持ちや気分や心がある人間同士のビジネスシーンにおいて、検索ボリュームが全てだと思う感覚の若者たちに、とても違和感を覚えたのでした。
インサイドセールス
巷で流行りの「インサイドセールス」という言葉をご存知でしょうか?
インサイドセールスとは、あらゆる方法で集まった見込み顧客(リード)に対して、主に遠隔で営業活動をする手法。
営業活動といっても、お客様を訪問する従来型の外勤営業(フィールドセールス)とは違い、
電話やメール、Web会議システムを用いた「内勤」の営業スタイルのこと。出典:https://blog.hubspot.jp/what-is-inside-sales
要するに、テレアポなどにより担当者を捕まえてアポを取るのではなく、メルマガやセミナーなどで集まった連絡先に、システムを使ってアプローチをかける営業スタイルのことです。
一方で、人間が得意先に出向いて足で稼ぐ従来型の営業スタイルを、フィールドセールスと言います。
最近ではテレビCMで、この手法の事を『オールド営業』と題して、いろいろな会社がインサイドセールスの手法やシステムパッケージを販売しています。
統計によると、このフィールドセールスが、若者が働きたくない大きな原因になっているようです。
フィールドセールスを要求する会社に入社してしまうと
・見知らぬ人と対面しないといけない
・誰かと話さないといけない
という精神的に不安な職場で過ごすことが嫌で、敬遠されてしまうそうです。
そう言う事をさせられる会社には、お勤めしたくないそうです。
あのー、人と会話して組み立てるのが商売なんですけど...汗
確かに、販売するものがシステムやソフトなど、インターネット関連で、かつサブスクリプション(定期購入)型のサービスであれば、その手法は適していると思います。
売り手も買い手も共に、相手の顔を見る事を期待していないので。
しかしながら、そんなスマートな商材を持っていない日本の大勢を占める小規模事業者は、やはり自社の商品やサービスに思いを込めて営業する方が、よほど相手の記憶に残るのではないでしょうか。
そういう会社に営業マンとして入社した以上は、フィールドセールスこそが突破口である、思うのは私だけなのでしょうか?
好きな女の子に、顔も合わさず一言も話さずに、恋愛が成立しますか?
と聞いてみたい気がします...笑
小さな会社こそトップセールスを!
最近はなんでもビジネス用語やマーケティング用語でかっこよく語ることがヨシとされる風潮があるようです。
しかも、若い世代は上述のような現状です。
こんな時代だからこそ、社長様みずからの熱い想いを込めて、売り込みたい相手になんどもアプローチしていくトップセールスを行いましょう。
それこそが小さい会社の社長の仕事だと思います。
周りのコンサルや番頭さんたちは、「それだと人が育たない」とか「会社が大きくなれない」とか色々言うと思います。
その心配は、売上が大きくなってからゆっくり考えてください。
相手先は、社長の情熱とパッションでしか響かないはずです。(もちろん、話す相手がある程度の決裁権をもったポジションの人間であることは前提ですが...)
ちなみに私は、「この人と会いたい」って思ったら、ネットも書籍も調べ倒して、ありとあらゆる方法で「会いたいです」ってお伝えしています。これまで、よほどの上場大企業の社長以外は、企画書郵送攻撃か直接連絡で、ほとんどの方とお話しできています。
この国の経営層は、まだまだ浪花節です。大丈夫、臆さずにアタックしてみましょう!
最後はパッションだと思う
長々と述べてしまいましたが、何が言いたかったかと申しますと、ビジネスは最後はその熱量=パッションだ、というお話しです。
パッションをお持ちの方が営業して、なんとか売り上げようと立ち上がる時は、メールでサラっとなんて行動はしないはずです。
馬鹿馬鹿しい話ですが、お手紙や提案書や企画書を送ると思うのです。
(できれば簡易書留にしておいてください。『届いた』という郵便局からのお知らせの満足感だけは得られます。どうせダメ元なんですから!)
なんだか最近はネットがビジネスの全てで、リアルなパッションは通用しないかも、と諦めている大人(40-50代のこと)が多くなってきている気がします。
IT系の派手な資金調達や、華々しいサービスCMでの裏で、リアルビジネスがなんだかないがしろにされているような気がします。
でも、大人が諦めちゃうから、若い世代が『じゃあそれでいいんだ』って思い始めちゃう。
そこは大人の責任だと思うのです。
多分このサイトごご覧いただいているほとんどの方々、経営層やエグゼクティブ層の方だと思います。
今こそ、あなたのパッションを全力で叫んでみませんか。
きっと誰かの胸には刺さるはずです!
